高松のデートスポット「栗林公園」でのんびりお散歩デートを楽しもう

「高松のデートスポット」を調べていると高頻度で登場する「栗林公園」ですが、子供の頃に家族で訪れたことがあるくらいで、最近はまったくという方が多いはず。
観光地として県外の友人を案内する姿は想像できても、彼や彼女を誘って訪れるデートスポットとしてはイメージできないという方が多いのではないのでしょうか。

そのため、おすすめデートスポットと言われても
「デートに栗林公園ってどうなの?」
「観光地というのは分かるけどデートとしても楽しめるの?」

など、疑問に思っている方も少なくないはず。
そこで今回は、デートスポットという観点から栗林公園の魅力についてご紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

ゆっくり過ごせるお散歩デートにおすすめ

まず、栗林公園でどんなデートを楽しめるのでしょうか。
結論から言うと、自然に包まれた公園をゆっくりと散策する、お散歩デートを楽しみたい方にとっては最高の場所と言えます。

特に、観光スポットとしてミシュランでも星を獲得している南湖周辺と、四季折々の花に彩られた北庭では、見られる景色が大きく異なるため、散策するコースによって楽しみ方も違ってきます。
睡蓮や花菖蒲など、綺麗な花が見頃を迎えたタイミングは北庭を、鯉に餌をあげたり、茶室でひと休みしながら美しい日本庭園を満喫するなら南湖をと使い分けることでまったく違った雰囲気を楽しめます。

見どころいっぱい!南湖周遊コース

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得し、世界的にも知られる観光地となった栗林公園。
その中でも園内でスポット的に星を獲得しているのが「松の木」「掬月亭」「偃月橋」「飛来峰」の4つ。
実は、そのすべてが南湖周遊コース内に集約されています。
景色を楽しみながらゆっくり歩いて回るだけでも1時間程度かかるため、散策コースとしてそれなりの時間を過ごすことができます。

「地元だからいつでも来れる」と思ってあまり足を運んだことがなかったという方は、まずは南湖周遊コースでお散歩デートを楽しむのがおすすめです。

各スポットをミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで獲得した⭐️の数と合わせてご紹介するので、合わせて参考にしてください。

掬月亭|⭐️⭐️

栗林公園の南湖周遊コースにおける最奥部。
ちょうど折り返し地点にある大きな建物です。
「栗林公園」を紹介する景色として、よく上記写真の景色が登場しますが、写真奥にある、湖の畔に一部が迫り出すようなカタチで佇んでいる建物が掬月亭です。

大人数でも入れる広々とした建物は、入亭料を支払うことで中に入ることも可能。
お茶とお茶菓子も付いてくるので、休憩処としてもおすすめです。
満月の日には、数量限定で特別なお茶菓子も提供しています。
お知らせページでも開催日をご案内しているので、ぜひ参考にしてください。

掬月亭を訪れたら必ず見ておいてほしいのが南湖に迫り出したこの部分。
風通しがよく、気候の良いシーズンは、心地よい空気に包まれながら風情ある景色を堪能できます。
そのため、畳の端に腰を下ろし、景色を眺めながら会話を楽しむ観光客の姿を多く見かけます。

混み合っている時間帯は順番待ちになるため難しいかもしれませんが、ずっと座って話していても飽きのこない特別感のあるスペースは、デートを楽しむ場所としてもおすすめです。

栗林公園の松の木|⭐️⭐️

松の木と言えば、盆栽のように1本の姿が美しいものを想像しがち。
実際に、日本庭園の松の木といえば、一年中緑の葉を茂らせ、風景を彩る上で欠かせないものとしてその場所に植えられていることがほとんどです。
もちろん、栗林公園の松も、鶴亀松や根上り五葉松など、その1本が素晴らしい、見どころのある松はたくさんあります。
ただ、それだけではなく屏風のように植えられた垣根のような松など、想像していた松の木とは異なるものも多く、訪れた人の目を楽しませています。

こまかい情報は置いておいても、松の木が並ぶ景色を見ているだけで普段は見慣れない風景を楽しめるので、ふたりのデートを演出する背景としても効果抜群です。

偃月橋|⭐️

栗林公園の水源地で、地下水が溢れ出している「吹上」の付近に掛かるアーチ状の橋「偃月橋」は、周囲の景観とも相まって美しい景観を楽しめるフォトジェニックなスポットです。
栗林公園内の名前がある14の橋の中で最も大きく、弓張り月の姿に似ていることからその名がつけられたとされています。
定期的に掛け替え工事が行われており、橋を渡ることはもちろん、橋の上から景色を眺めているだけでも他とは違った風情を楽しめるスポットになっています。

飛来峰|⭐️

栗林公園の南湖周辺を見渡せる最大のビューポイント「飛来峰」。
山頂から見下ろす景色には偃月橋や掬月亭だけでなく、その背景に紫雲山が広がります。
現代の建物が目に入らない、往時の風情を堪能できる場所です。
掬月亭や偃月橋から飛来峰を見上げると、山頂近くには珪化木などの石組みがあり、建物から見える景色が冠雪の富士山を模しているといわれています。

和船に乗ってゆったりとしたひと時を

栗林公園の南湖には、散歩コースのほかに和船を使って楽しむ方法もあります。
池泉回遊式の大名庭園を、陸の順路ではなく水面から、違った目線で楽しめるとあって観光客からも人気。
「地元で、デートを楽しむのに和船まではいいかな」
と、最初は敬遠されがちですが、一度訪れたカップル様からは
「次は和船に乗って楽しみたい」
といった声も多く聞かれます。

ふたりで並んで、船に揺られながら栗林公園の説明を聞き、普段は味わえない特別なひとときを堪能するのも素敵です。
ぜひデートプランのひとつに取り入れてください。

四季折々の風情を感じる!北庭周遊コース

北庭は、南湖コースと違って目立った茶室もなく、水と緑が広がる近代的な庭園です。
ベンチや休憩スペースも設けられており、散歩をしながら会話を楽しむデートコースとしてはピッタリ。
南湖とは違い、人通りもそこまで多くないので、自然に包まれた静かな場所でゆったりと時間を過ごしたい方にもおすすめです。

花しょうぶ園に咲き誇る色とりどりの花

5月から6月にかけて花しょうぶ園には色とりどりの花しょうぶが咲き誇ります。
期間限定で花しょうぶまつりも開催され、水辺を彩る花しょうぶをひと目見ようと訪れる観光客で賑わいます。
栗林公園のパンフレットに記された北庭回遊コースからは少し外れますが、花しょうぶ園を通るコースで散歩も兼ねて楽しむのもおすすめです。

ハスの花が咲き誇る芙蓉沼

栗林公園の中で桜や梅と並んで見どころの植物といえば「ハスの花」ではないでしょうか。
6月下旬から9月上旬にかけて、芙蓉沼周辺には見頃を迎えたハスの花が美しい色をつけ、訪れた人を楽しませてくれます。
青々と生い茂る周辺の草木の彩りとも相まって、わざわざこの景色を撮影しに、カメラを持って訪れる人もいらっしゃる美しい景観のスポットです。

市街地だからアクセスしやすい

栗林公園でデートをする場合、条件のひとつとして考えられるのが「アクセスのしやすさ」ではないでしょうか。

「車で行ける?」
「バス停から近い?」
「駅からどれくらい歩く?」

など、アクセス方法によって気になる条件は異なるものの、県内のデートスポットには、「電車やバスでは行けない」といった場所は訪れるだけでもハードルが高くなるため、気軽に行ける場所かどうかは重要なポイントのひとつです。
そういった意味では、高松の市街地にある栗林公園は、すべての条件にマッチしています。

栗林公園へのアクセス方法と所要時間

人気の観光地だからこそ、アクセスのしやすさは抜群。
大通り沿いにあり、宇多津町、丸亀市や、さぬき市、三木町など、各方面から訪れやすい立地です。

駐車場、料金のまとめはこちら

栗林公園を訪れる場合、駐車料金や入園料など、いくつかお金の掛かるスポットがあります。
今回の記事で紹介したスポットのうち、料金が発生する場所をピックアップし、まとめてご紹介します。

栗林公園の駐車料金|25分毎100円

まずは車で訪れた際の駐車料金。
次にご飯を食べに行く、別の場所を訪れるなど、デートの予定がある場合は車一択ですが、栗林公園の散歩でゆっくり時間を過ごしたいという場合は、公共交通機関を使って訪れる方がおすすめです。

栗林公園の入園料

種類 大人 小人
一般料金 410円 170円
団体料金 330円 140円
種類 料金
11枚回数券 4,100円 -
年間パスポート 2,160円(1人用) 5,230円(3人用)

栗林公園の入園料は、大人410円。
ある程度頻繁に訪れる場合は回数券や年間パスポートの利用を考えるのもおすすめ。
年間パスポートなら1名2,160円で1年間入り放題なので、大変お得な料金となっています。

掬月亭の入亭料|1人700円(抹茶・茶菓子付き)

種類 大人 小人
お抹茶(菓子付き) 700円 500円
お煎茶(菓子付き) 500円 400円

掬月亭の入亭料は、大人1名700円(抹茶・お茶菓子付き)です。
抹茶を煎茶にすることで500円で入亭も可能。

和船の乗船料|1人620円(抹茶・茶菓子付き)

種類 大人 小人(中学生以下)
乗船料 620円 310円

和船に乗りたい場合、大人1名620円。
予約優先なので、事前に予約した上で当日乗船するのが本来の方法。
ただし、空いている場合は乗船場付近の乗船券売場で当日券の購入が可能です。