栗林公園内の施設・休憩処の入場料や営業時間をご紹介

香川県を代表する観光スポットのひとつ「特別名勝 栗林公園」。
特別名勝に指定されている文化財指定庭園の中では最大の広さを持ち、緑深い紫雲山を背景に六つの池と十三の築山を巧みに配し、四百年近い歴史を誇る江戸時代初期の回遊式大名庭園です。
そこで、今回は、栗林公園内にある施設や一般開放の有無、入亭料などの有無について詳しくご紹介します。

園内の散策ルートの計画も含め、ぜひ参考にしてください。
※季節や状況によって営業時間などが異なる場合もございます。詳細は公式サイトをご確認いただくか、店舗に直接ご連絡ください

栗林公園の入園料

提供:(公社)香川県観光協会

基本情報 詳細
定休日 無休(暴風警報・感染症の影響などによって臨時休業になる場合あり)
営業時間 日の出〜日没(夏は5:30〜19:00、冬は7:00〜17:00など、季節によって変動)
入園料 一般 ( 大人 410円 / 小人 170円)
お問合せ 087-833-7411

まずは園内の施設の前に入園料のご案内です。
基本的には栗林公園への入園は、大人410円、子供170円の料金がかかります。
ただし、20名以上の団体の場合は割引となります。
また、11枚綴りの回数券や年間パスポートなどもあり、頻繁に訪れるリピーターの方は、そちらを購入することでよりお得に入園が可能となっています。

小人料金は小学生から中学生まで適用されます。
さらに、元旦と開園記念日(3/16)の2日間は、無料開放されます。
他にも、未就学児、香川県ない在住の65歳以上の高齢者、香川県キャンパスメンバーズに加入している学校の学生など、条件によって入園料が無料になるケースもあるので、詳しくは公式ページをチェックすることをおすすめします。

商工奨励館

基本情報 詳細
定休日 無休(詳細は公式サイトをご確認ください)
営業時間 8:30〜17:00(詳細は公式サイトをご確認ください)
お問合せ 087-833-7411

1899年に建てられた「商工奨励館」は、園内でもひと際大きく、存在感を放つ建物。
日本古来からの建築様式に西洋の技法も取り入れられているほか、2015年には外観をそのままに耐震補強やバリアフリー化工事が行われ、内装が一新されています。

当時は香川県博物館として使用されていましたが、現在は香川県の文化や芸術、産業の発信地としてその役割を担い続けています。
商工奨励館は、「本館」「北館」「西館」「東館」の4つで構成されています。

本館は、無料で開放されており、歴史や香川県にゆかりの深い人物などを紹介しています。
北館は飲食を伴うレセプション会場としても利用できるホールとなっており、展示会などが開催されることもあります。
西館は香川の食の代表である「讃岐うどん」に関する展示が行われています。また、歴史情緒漂う空間でおもてなしイタリアンを食すことができる「ガーデンカフェ栗林」も併設されています。
東館は香川県の伝統工芸品である香川漆器などを展示しています。土・日・祝日には実演なども行われています。

ガーデンカフェ栗林

基本情報 詳細
定休日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日振休)
営業時間 10:00~16:00
お問合せ 087-802-2123

商工奨励館の西館に併設された「ガーデンカフェ栗林」は、「香川の旬を、おもてなしイタリアンで味わう」をテーマに、地元香川の旬の味覚を堪能できるレストラン。

瀬戸内海で獲れた新鮮な魚介や小豆島のオリーブ、醤油、塩、和三盆などを使い、素材はもちろん、ドレッシングやソース、デザートに至るまで、地元讃岐の食を堪能できるひと品を提供しています。

また、レセプションやパーティーなどのお料理提供も可能で、北館を活用した大人数のパーティーなどにも対応。少人数から、200名規模の大型パーティーにも対応しており、歓送迎会や忘新年会などの各種イベントにも対応が可能です。

讃岐民芸館

基本情報 詳細
定休日 無休
営業時間 栗林公園の営業時間に準ずる
入館料 無料
お問合せ 087-833-7411

昭和 40年から 45 年にかけて当時としては全国で唯一の県管理の民芸館として開館しました。
新民芸館、惜々亭、瓦館については、令和2年度から令和3年度にかけて改築等を行い、令和4年1月にリニューアルオープンしました。

新しくなった讃岐民芸館は、収蔵品数約 3,800 点の中から香川を代表する民具など、およそ90点を厳選して展示するとともに、新たに休憩所としての機能も有しています。
外観はリニューアル前の民芸館の設計者である山本忠司氏のデザインを復元したもの。
入口右側にある「讃岐民芸館」の瓦文字は、新聞漫画家であり小説家、香川のマルチクリエイター和田邦坊氏の作品です。
新民芸館では、香川の伝統工芸品や手工芸品の展示のほか、特別展示を行うこともあります。

惜々亭は讃岐民芸館の初代館長であった和田邦坊氏の仕事場であったことから写真や経歴を紹介 したパネルや作品を展示。瓦館には、鬼瓦を中心に展示。 壁画・瓦の椅子は、建築家である山本忠司氏の作品。古民芸館には木製品、郷土玩具、鉄製品、焼き物など県内外から集めた収蔵品の展示や企画展など実施しています。
讃岐民芸館の中庭は、島根県にある足立美術館の庭を設計した造園家の中根金作氏の設計・指導により作庭されたもの。瓦館と惜々亭の間にある木製行燈は、彫刻家である流政之氏の作品となっています。

花園亭

基本情報 詳細
定休日 無休
営業時間 8:00~18:00
お問合せ 087-831-5255

栗林公園の北湖のほとりに佇むお店「花園亭」。
休憩処となっている店内では、各種お弁当や甘味などを堪能できます。
中でも特に人気が高いのが午前7時〜10時の朝限定で振る舞われている朝粥。
離れの「泛花亭」にて、風情あふれる景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごせるとあって、朝粥を食べることを目的に訪れている観光客もいらっしゃる人気ぶりです。
さらに、1日1組限定で、夜のお食事も受け付けています。完全予約制なので、ご希望の方は直接お問合せください。

店内では、お食事だけでなくお土産なども数多く取り扱っています。
訪れた際には、お食事と合わせてぜひご覧ください。

皐月亭

基本情報 詳細
定休日 無休
営業時間 9:00~17:00 ※季節や天候により変動あり
お問合せ 087-833-6775

栗林公園の北湖のほとり、赤い欄干が目を引く梅林橋の傍にあるさつき亭は、季節によっては屋根を覆う藤木が色をつけ、お店を覆うように色をつけます。
かつては栗林公園内で写真館を営んでいたという歴史ある店舗は、現在ではお土産物屋さんとなっています。
ちょうど鯉がたくさん集まる場所にもなっており、鯉の餌の販売も行われています。

小松亭

基本情報 詳細
定休日 不定休
営業時間 9:00~16:00
お問合せ 0120-153-044

南湖畔の渚山のそばに立つ「小松亭(こまつてい)」は、吹上亭と並んで南庭にお店を構えるお茶屋のひとつ。
店頭では炭火鉢の上でカラフルなお団子が焼かれていたり、店内のお席ではお茶屋ビール、うどん、イイダコおでんなどが堪能できたりと、栗林公園の散策で疲れた体を癒してくれる絶好の休憩スポットとなっています。

男はつらいよの第46話、寅さん片思いのロケ地になった場所としても知られており、店内には監督の山田洋ニさんや出演者の渥美清さん、吉永小百合さんのサインが飾られています。

吹上亭

基本情報 詳細
定休日 無休
営業時間 8:30~17:00
お問合せ 087-867-3044

南湖の名勝「偃月橋」を渡ったところにある「吹上亭(ふきあげてい)」は、水際の席でゆったりとした風を感じながら食事ができるお立ち寄りスポット。
讃岐うどんをはじめ、お団子やお抹茶など、さまざまなメニューが用意されており、開放的な空間と偃月橋から掬月亭までを望める特別感のある景色を堪能しながら休憩ができる点も魅力。
さらに、水のせせらぎが聞こえる湖にはたくさんの鯉が優雅に泳いでおり、絶好の餌やりスポットのひとつにもなっています。

日暮亭

基本情報 詳細
営業日 時期により変動あり(最新情報は掬月亭・日暮亭Instagramをご確認ください)
営業時間 10:00~16:00
入亭料 500円(お抹茶・菓子付き)
お問合せ 0120-85-7170

栗林公園内の中でも木々が生い茂る森林地帯の中に、木漏れ日に照らされるようにひっそりと佇む日暮亭。
新緑や紅葉など、四季折々の彩りをそのまま楽しめることや、お店としてではなく、茶室として往時の雰囲気をそのまま今に伝える佇まいがノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれる特別感のある場所です。

旧日暮亭

基本情報 詳細
定休日 平日(土日祝で開放)
営業時間 9:00〜16:30

江戸時代初期、西湖の近くに移築された入母屋茅葺き屋根の大名茶室。
当時は吹上の水流に隣接して建てられた「考槃亭」という茶室でしたが、移築されて「日暮亭」と改称されました。
さらに、明治時代に栗林園外の私人邸に移設されるなどした結果、昭和20年に現在の場所に「新日暮亭」として蘇りました。
現在では日暮亭よりも歴史が深いこともあり「旧日暮亭」と称されています。

茶室内部は3畳の畳と3畳の土間がある珍しい造りで、大名をはじめとする身分の高い人が頭を下げずに出入りできる構造となっています。
現在、一般開放はされていないことから中に入ることはできません。

掬月亭

基本情報 詳細
定休日 12月30日、31日
営業時間 9:00〜16:30(受付終了16:00)
入亭料 700円(お抹茶・お菓子付き)
お問合せ 0120-85-7170

南湖に迫り出すように佇む栗林公園を語る上で外せない建物が「掬月亭」です。
栗林公園のパンフレットをはじめ、さまざまな冊子に登場しているのは、商工奨励館でも讃岐民芸館でもなく、この掬月亭。
飛龍峰からの景色の中に溶け込むその佇まいは、大きな建物でありながら周囲の自然と調和し、情緒を感じさせる風貌となっています。

掬月亭は一般開放されており、お茶会や結婚式などで貸切になっていなければ誰でも入亭可能です。
入亭料を支払うことでお抹茶とお菓子が振る舞われる仕組みとなっています。
四方正面という考え方から玄関が設けられておらず「どこが入り口なの?」と迷ってしまう方が多いのも、掬月亭ならではの特徴のひとつです。

パンフレットや冊子では外から望む風景ばかりがピックアップされがちですが、建物の中からの景色も格別なので、訪れた際にはぜひお立ち寄りください。

栗林庵

基本情報 詳細
定休日 年中無休(臨時休業日を除く)
営業時間 9:00〜17:00(1・11・12月)、9:30〜17:30(2・10月)、10:00〜18:00(3・4・5・6・7・8・9月)
お問合せ 087-812-3155

栗林公園の東門横にあるかがわ物産館「栗林庵」は、地域の特産品を数多く取り扱っているお店。
香川県民なら誰もが知っている定番のひと品から、他のお店ではなかなか手に入らない名品まで、幅広い特産品が揃っています。

特産品やお土産、地酒に工芸品など、さまざまな商品がジャンル別に並べられていて、県外の方々へのお土産にもおすすめ。
栗林公園に入園しなくても入店可能です。